アドラー心理学⑰他人を信頼するってどういうこと?

    目次

    今日のテーマ

    さぁ、今日もアドラー心理学を解説していくわよ。
    テーマは他者信頼』ね。

    ふむ。他人を信頼する、か。

    言葉の意味はもちろんわかるんだが、具体的に何をすれば良いのかよくわからないぜ。

    そうよね。「信じる」という言葉は、いろんな意味を持ってるしね。

    しよう、と思って出来ることじゃ無い気もするんだけどな‥‥

    そこは重要ね。

    「無条件に他人を信じなさい」なんて言われても、嘘ばかりつく人は信じられないわよね。

    そうそう。

    でも、それをやろうとするのがアドラー心理学なのよ。

    えー? そんなのイヤだぜ。だまされたり、裏切られたりするんだろ?

    「バカ正直なお人好しになれ」っていう、単純な話じゃないからね。

    誤解されないように解説するわ。

    仲間になる、ということ

    最初に、他者信頼をする目的をおさらいしておこうかしらね。

    他者信頼って、共同体感覚を身に付ける為に必要な行動じゃなかったか?

    そうね。他者信頼が出来るようになれば、アドラー心理学の最終目標である、共同体感覚に近づけるわ。

    そしてさらに、アドラー心理学が目標とする人物像にも近づけるのよ。

    ・社会と調和して暮らせる
    ・人々は私の仲間だと感じられる

    キーワードは調和仲間ね。

    これらを達成するのに必要なのが、他者信頼という行動なのよ。

    他者信頼は、共同体感覚を身に付けるために必要で、

    社会との調和と、他人と仲間になる事の助けになるって感じか?

    そんな感じよ。

    そして、他者信頼ができれば、共同体感覚の次のテーマ『他者貢献』がしやすくなるわ。

    受容・信頼・ 貢献の3つは、完全にループしてるんだったな。

    前回の自己受容も、他人を仲間と思えるきっかけになるんだけど、他者信頼はもっと直接的なのよ。

    ふむ、なんとなく目的はわかったぜ。

    社会と調和したり、みんなを仲間だと感じられるようになる為には、具体的に何をしたらいいんだ?

    他人を無条件に信じる

    他者信頼の、具体的な行動を解説していくわね。

    ひとことで表すとこうなるわ。
    「他人を無条件に信じる」

    うーん‥‥
    普通は条件を付けないと、他人なんて信じられないんじゃないか?

    絶対に返してくれなさそうな人を信じて、お金を貸したりできるか?

    そう思うのも無理はないわ。

    クレジットカードを作りたくても、「この人は返すはずだ」という信用がないと審査で落ちちゃうわよね。

    勉強しない子どもは信じられないから監視するし、怠ける人に大事な仕事を任せたりしないぜ。

    普通はそうね。
    「裏切られるかもしれない」と感じたら、信じない‥‥

    うん。少なくとも私はそうするぜ。

    このように相手を疑って、条件付きで信じることを信用と呼ぶのよ。

    信頼というのは、そういう条件を付けずに信じることなの。

    信用信頼は違うということね。

    無条件で信じるなんてできるのか?

    誰にでもお金を貸してたら、クレジットの会社はつぶれちゃうぜ。

    そうね。クレジットカードの会社は、利益を出すことが目的だから信用でもいいのよ。

    でもね、魔理沙の場合は目的が違う。

    他人と仲間になるのが目的なんだから、『信用』じゃなくて『信頼』しないといけないの。

    えー、お金を返してくれないのに、「貸してくれ」って言われたら貸さなきゃいけないのか?

    えらくお金の話にこだわるわね。
    まぁわかりやすい話だから良いけど。

    以前、アンパンマンの話をしたわね。

    その時に「自己犠牲は続かない」って言ったのを覚えてるかしら? 

    自己犠牲は続かない‥‥
    第6回で聞いたやつだな。

    たしかその時もお金の話だったぜ。

    100万円持ってて、困ってる人に10万円ずつ渡してたら、そのうち自分が困っちゃうって話か?

    そうそう。お金で他人を助けたかったら、まずは自分がお金持ちにならないといけない。

    余ってる分をあげる、というふうにしないと、最終的には自分が困る。

    アドラーは『自己犠牲』を否定したんだったな。

    続かないし、自分が苦しくなったら他にいろんな問題が出てくるからね。

    余ってなかったら貸さなくていいって事だな?それなら安心だぜ。

    身を滅ぼすような自己犠牲はダメという事よ。

    そうじゃない場合は、無条件に他人を信じるの。

    じゃあ、勉強をしない子どもを信じて、自主性に任せるのか?

    怠け者を信じて仕事を任せるのか?

    そう。それが他者信頼よ。

    うーん‥‥
    裏切られるのイヤなんだけどな‥‥

    ふふ。こんな話で納得してもらおうと思ってないから安心していいわよ。

    なんだよ。
    もったいぶらずに全部教えるんだぜ。

    他人を無条件に信じる

    これが出来るようになるには、相手への『尊敬』が必要なのよ。

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    相手を尊敬しているか?

    尊敬? わたしは相手を尊敬してないから、勉強を監視してしまう。仕事を任せられない。

    そう言いたいのか?

    その通りよ。
    他人を尊敬できなかったら、信頼もできないし、仲間とも思えない。

    うーーん‥‥

    尊敬するか、しないかなんて、自分の意思で決められるものだったかな?

    第一、借りたお金を返さないような人を、尊敬できる気がしないぜ‥‥

    尊敬できる人と、できない人がいる

    魔理沙はそう言いたいのね?

    そうだな。誰彼かまわず尊敬するなんて、どう考えても無理があるぜ。

    尊敬って「あの人のようになりたい」と思って、憧れる事じゃないのか?

    そんな相手は少ないんだぜ。

    なるほどね。これはじっくり話し合う必要があるわね。

    ‥‥わたしの尊敬と、アドラーの尊敬は違うっぽいな。

    まぁね。尊敬の話は長くなるから、今日はここで終わりにしておくわよ。

    おっ、今日はあっさりしてるんだな。
    前回が長かったからありがたいぜ。

    他者信頼は3回に分けて話す予定だから、今日はこれぐらいにして『まとめ』に入るわね。

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    今日のまとめ

    他者信頼を一言で表すと、他人を無条件に信じるということだな。

    そうね。相手を疑ってしまって、条件付きで信じることを信用と呼ぶ。

    無条件で信じることを信頼と呼ぶ。

    他人を仲間と感じたり、社会と調和して暮らす為には、他人を信用じゃなくて信頼しないといけない。

    そこで魔理沙は、裏切られるのはイヤだから、他人を無条件に信じる信頼なんて出来ないと言ったわね?

    そうだな。誰だってそうだと思うぜ。

    私には信じられる人と、信じられない人がいる。

    でも、それをやるのが他者信頼よ。

    その他者信頼は、他人を『尊敬』してないと出来ないの。

    他人を尊敬できなかったら、他者信頼もできない。

    他人を仲間と思えず、社会にも馴染みづらい。

    そんな流れだったな。

    他人を無条件に信じるには尊敬が必要

    だから次回に話すキーワードは、この3つになるわ。

    無条件・信じる・尊敬

    他者信頼の中身を詳しく見るんだな。

    『無条件』『信じる』というのは、どういうことなのか?

    そのために必要な『尊敬』とは、具体的にはどういう行動なのか?

    どうしても『尊敬』が出来ない人は、どうしたらいいのか?

    これらを噛みくだいて解説するわ。

    その3つのキーワードが分かれば、他者信頼を理解できるんだな?

    その通り。共同体感覚の最後のピースである『他者貢献』に進むためにも、きっちり理解していくわよ。

    次回に進みます

    嫌われる勇気の徹底解説

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