アドラー心理学㉒みんなと仲間になれたら、もっと幸せになれる

    目次

    今日のテーマ

    さあ、前回に続いて、他人に貢献する話を進めていくわよ。

    幸せに生きる為には避けて通れない、『人生の課題』は覚えてるかしら?

    覚えてるぜ。

    task

    仕事・交友・愛

    幸せに生きる為には欠かせない、この人生の課題は、他人に貢献することで乗り越えるんだよな?

    そうね。仕事・交友・愛は、他人に貢献する時の3つのレベルを表すわ。

    今日は他者貢献のレベル2、交友の課題を解説するわね。

    ふむ‥‥ 前回のレベル1の話を振り返ると、共同体には必ずやるべきことがあるんだったな?

    そして、自分のやるべきことを一生懸命やるのが『仕事の課題』の乗り越え方だって言ってたぜ。

    そうね。自分のために頑張れば、結局は共同体への貢献になるって話ね。

    じゃあ、その次の『交友の課題』を乗り越えるには何をすればいいんだ?

    言葉だけ聞くと「親友を作る」みたいに感じるが‥‥

    自分から貢献していこう

    「親友を作る」はちょっと違うわね。

    親友に接する時と同じように、みんなに接するという感じね。

    親友に接するように、みんなと‥‥?

    簡単に言えば、自分以外のみんなと、対等に接するという事ね。

    自分の意見と違っていても、相手の意見を尊重できる。

    嫌われることを恐れずに、言いたいことが言える。

    そんな関係を、特定の仲の良い相手だけじゃなくて、みんなとの間に作るってわけよ。

    親友に接する時みたいな対等な接し方を、みんなに対してするって事か?

    そうそう。
    魔理沙は親友の言うことは、頭ごなしに否定したりしないわよね?

    もし間違ってると思っても、大事な友達だから、理解しようとするんじゃないかしら?

    それは違うんじゃないかなーとか思っても、嫌いになったりはしないな。

    そんなことは小さな問題だぜ。大事な友達だったらな。

    言いたいことも言えるんじゃない?

    そうだな。一時的に衝突して仲が悪くなったとしても、そのうち仲直りできる自信があるんだぜ。

    少なくとも、同僚や上司には言えないことも素直に言えるな。

    どっちが正しくて、どっちが間違ってるとか、そんなことが小さな問題だと思えるような関係。

    それは『対等』な関係で、相手を信じる気持ちがないと作れない、素晴らしい関係よね。

    その通りだと思うぜ。

    魔理沙は親友が困ってたらどうする?

    助けたいと思うぜ。

    魔理沙が困っている時とか、親友はどうするかな?

    上司への愚痴が溜まった時は、夜遅くまで話を聞いてくれたりするな。

    前向きな言葉をもらって、嬉しくて泣いちゃったりする時もあるぜ。

    それは理想的な親友ね。

    そういう関係って、仲間と呼べる関係だと思わない? 

    仲間ってどんなものか分からないが、敵じゃないのは確かだな。

    居てくれて助かってるぜ。

    仲間とは協力し合える相手のことよ。

    それなら答えは簡単だぜ。
    わたしの親友は『仲間』だ。

    交友の課題というのは、共同体のみんなと仲間になって、協力し合える関係を作ることなの。

    なるほどな。
    それはとても良いことだと思うぜ。

    まわりのみんなが仲間だったら、そんな共同体は最高だと思う。

    前回やった『仕事の課題』は、共同体の利益への貢献。

    『交友の課題』は、共同体のみんなへの貢献なの。

    特定の気の合う人だけじゃなくて、共同体のみんなと仲間になるのが交友の課題なんだな。

    そういう事ね。

    みんなと仲間になれるように、みんなに貢献していく‥‥

    そう。みんなと仲間になって、協力し合える関係になりたいから、

    自分から先に、協力や援助をしていくのが交友の課題なのよ。

    まず最初は課題の分離

    自分から先に、みんなに貢献する?

    アドラー心理学では、他人と関係を持つ時に、まず最初にすることがあったわよね?

    ああ、それは『課題の分離』だな。

    そう。対人関係の入り口ね。

    協力し合える関係を目指すといっても、相手が協力してくれるかどうかは相手次第よ。

    自分に協力するように『強制』してしまったら、それは相手の考え方を無視する事になるわ。

    『課題の分離』で考えるなら、協力を強制するのは、相手の課題への介入になっちゃうな。

    その通りよ。

    相手が自分に協力してくれないんだったら、それには何かしら、その人なりの『理由・目的』があるのよ。

    「協力しろ」って強制するのは、相手の自由であるはずの『相手の生き方』に介入することになるわ。

    そんな感じで強制的に協力させても、仲間になんてなれっこないんだぜ。

    だから相手に期待する前に、自分から先に貢献しないといけない。

    協力や援助をして欲しいなら、まずは自分からそれをするのよ。

    みんなと仲間になりたいなら、自分から仲間になりに行けって感じだな。

    そうそう、そんな感じ。

    強制したり、待ってたりするんじゃなくて、他人にして欲しいことは自分から先にするのよ。

    共同体を維持する為に

    たしかにみんなと仲間になるには、自分から貢献すべきだと思うぜ。

    でも、何故それが『人生の課題』って言うほど大げさな話になるんだ?

    乗り越えれば、幸せな生き方が手に入る『3つの人生の課題』

    その2番目に重要な『交友の課題』

    なぜ『交友』がそれほど重要なのかと言うと、共同体を壊さないために必要だからなのよ。

    ・・・?

    ちょっとわかりにくいかしらね。

    前回の『仕事の課題』の話を思い出して欲しいわ。

    自分の為に努力していても、最終的には共同体の役に立って、

    仕事の課題を乗り越えられる、という話だったはずね。

    覚えてるぜ。どんな共同体にも、何かしらやるべきことがあって、それを前向きにやるのが仕事の課題だ。

    自分の得を考えて努力したとしても、結局は共同体の利益に繋がるから、

    自分の為に努力することで仕事の課題は乗り越えられる。

    そうね。『分業』という仕組みのおかげで、みんながそれぞれ得意な分野を受け持って努力すれば、共同体の利益につながるのよ。

    ちゃんと理解してるつもりだぜ。

    ありがとう。前回は野球のチームで例えたわよね。

    そのとき魔理沙は、自分の成績だけを追い求めるんじゃなくて、

    チームワークも必要なんじゃないかと疑問を持ったわね?

    そうだったな。

    みんなが自分の仕事にしか興味を持たなかったら、チームも家庭もバラバラになっちゃわない?

    ・・・

    競争して敵対したり、憎しみ合ったりしていても、みんなが仕事をこなしていれば共同体は保たれるわ。

    でもそれでは、うまくいかない時が必ず出てくるのよ。

    例えば4番バッターばっかり集めたジャイアンツが、年間チーム本塁打の記録を塗り替えても、リーグ3位に終わったシーズンがあったわね。

    けっこう前の話だな。
    2004年の話だったか。

    そうそう。みんなが自分の得意なことをやって、ホームランを打ちまくっても3位に終わってしまった。

    それにはいろんな要因があったでしょうけど、

    共同体のやるべきことをおろそかにしてしまった、という見方もできるんじゃないかしら?

    たしかにそうかも。
    チームの勝利のためにはいろんなやるべきことがあるだろうな。

    ホームランをたくさん打てば良い、という単純な話じゃないと思うぜ。

    共同体のやるべきことは、ひとつじゃないわ。

    みんなが自分の得意なことだけを考えている共同体は、うまく機能しない時が出てきてしまう。

    足りない部分を、協力し合って補うことも、共同体を壊さないためには必要なのよ。

    共同体が壊れるというのは、具体的にどういう状態なんだ?

    共同体を離れる人とか、やるべき仕事をやらない人が出てきて、共同体を保てなくなる状態ね。

    共同体を離れるっていうのはどういうことだ?

    共同体を離れるっていうのは、家庭であれば、離婚や家出。

    引きこもりなんかもそうね。

    会社なら退職・休職。部活なら退部とかがわかりやすいわね。

    プロ野球のチームだったら、選手がクビになったりトレードを希望したり、監督が引責辞任したりする。

    やるべき仕事をやらないっていうのはどういうことだ?

    家事や育児を放棄する。会社に行かない。部屋に閉じこもり出てこない。

    スポーツの場合なら、練習をさぼったり、やる気のないプレーをして非難される場面はよく見かけるわね。

    うまくいっていない共同体だと、そんな人が出てくるってことだな。

    そうね。共同体を保っていくには、それぞれが自分の仕事をこなすだけでは難しいのよ。

    共同体を維持するには、自分の仕事をこなすだけでは足りない。

    みんなが仲間になって、協力し合わないといけない。


    だから、仕事の課題の次のステージが、交友の課題になるんだな。

    自分の次は他人ってわけだ。

    その通りね。
    みんながバラバラに頑張るより、仲間になって協力し合う方が、強い共同体になるのは間違いないわ。

    つまりこういうことだな?

    仕事の課題で共同体に貢献できるようになったら、次は共同体が壊れないような貢献をしよう。

    みんなが仲間になれるような努力をしていこう。

    そうそう、そんな感じよ。

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    みんなが仲間だと思えるように

    共同体を保つために、交友の課題に取り組む。この話は理解できたぞ。

    居場所が無くなったり、居づらさを感じたりするのは確かにツラいぜ。

    前々回に「幸せとは何か?」の話をしたけど、そこに繋がってくるわね。

    人間はひとりでは生きられない。人間は徹底的に社会的な生き物だわ。

    そんな人間にとっての幸せとは、共同体の一員として、共同体の中に自分の居場所を感じることなのよ。

    共同体が無くなったり、居づらくなったりしたら不幸というわけだな。

    もちろん、どうしても馴染めない共同体もあるはずよ。

    暴力を振るわれたり、頑張っても結果が出なかったりしたら、別の共同体に移る方が良い場合も有るわ。

    でもまずは、今自分が居る共同体に、貢献することが最優先よ。

    なるほどな。確かに自分から共同体を捨てる方が良い場合もあるんだぜ。

    転職して成功する人もいる。

    離婚しても、再婚後に幸せになったり、自由を楽しむ人もいる。

    でも、あきらめるのは、仲間になる努力をした後ってことだな?

    そうそう。

    結局はこんな理解でいいのか?

    『交友の課題』を乗り越えたら、みんなを仲間だと思えるようになる。

    他人も巻き込んだ話だから、難しい課題なんだけど、一言でまとめるならそれでいいわ。

    そろそろ『交友の課題』の乗り越え方を教えて欲しいんだぜ。

    まさか親友に接するように、みんなに接すれば仲間になれるなんて曖昧なことは言わないだろうな?

    そんな中途半端な解説はしないわよ。

    でもまぁ、前回までに、他人と仲間になる話はいろいろしてるけどね。

    ‥‥そういえば、仲間になる話ってあったんだぜ。

    他人を信頼する話の中で、他人と仲間になる方法を聞いたな。

    他人と仲間になるには、すでに話した共同体感覚の2つ目『他者信頼』が必要になるわ。

    ここからの話はとても重要よ。

    共同体感覚も、人生の課題も含めて、今までの話をおさらいしながら、

    交友と、その次のの課題についてもまとめて解説していくわよ。

    長くなるから次回にまわすわ。

    じゃあここからが、共同体感覚の3つ目『他者貢献』の、最後の話になるってわけだな。

    そう。ここから先は、今まで解説した内容を総動員させる感じになるわ。

    なるべく、振り返っておさらいしつつ進めていくから付いてきてね。

    次回に進みます

    嫌われる勇気の徹底解説

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