あなたは何かを失った
現実を受け入れられない人は、
何かを失った人です。
健康 お金 仕事 容姿 プライド(自信)
最愛の人 未来への希望 他人への願望 など
つらい現実を受け入れようとする人が、
やるべき行動はこれです。
「失ったものをあきらめる」
現実を受け入れられない人は、何かを失って、それを諦められない人よ。
失ったものが大切なものだった場合、その現実を「すぐに」受け入れるのは難しいわ。
なぜなら、大切なものを失った瞬間に、悲しむべき、悲しみの量は決まっているからよ。
‥‥つまり、悲しむべき量を悲しまないと、受け入れられないって事か?
そう。悲しめば悲しむほど、早く受け入れられるわ。
ここでお酒や遊びに逃げたりしても、後で思い出した時に苦しむだけよ。
悲しむべき量を、効率的に悲しむ為のやるべきことは次の3つよ。
極限まで単純化したらこうなるわね。
言葉にする、悲しむ、寝る。
もうちょっと詳しく教えてくれよ。
やるべき3つの行動
1. 言葉にする
まずやるべきなのは「言葉にする」ってことね。
「何を失ったのか?」
「失って何に困るのか?」
最低でも、この2つは何かに書き出して欲しいわ。
これは何か意味があるのか?
自分の心の中を言葉にして表すのは、自分を外から観察するためよ。
「なんだかわからないけどつらい」という状態を抜け出す行動ね。
この2つを考えている間、確実に必要な悲しみの量を消化していくわ。
2. 悲しむ
大切なものを失った苦しみは、逃げても追いかけてくるわ。
必要な悲しみの量を消化して、現実を受け入れる為には悲しむしかない。
悲しむのは良い事だ、と考えるのよ。
言葉にしたメモを、つらくても定期的に見直しましょう。
足りない事が見つかったら、モレの無いように書き加えましょう。
それはどんな意味があるんだ?
これはお葬式と似たような行動よ。
お葬式や~回忌をやるのは、故人を思い出して、いなくなった事を受け入れやすくする為だからね。
メモを見直しても、つらくならない状態がゴールになるわ。
ここをおろそかにすると、何年も引きずったり、偏った考え方を持つようになったりするの。
悲しめば悲しむほど、明日の悲しみは減るのよ。
3. 寝る
つらくてつらくて、どうしようもない時は何をしたらいいんだ?
お酒を飲んだり遊びに行ったりして、現実から逃げるよりは寝てしまった方がいいわね。
大切なものを失った現実を受け入れるには、単純に「時間がかかる」という問題もあるの。
どう頑張っても1日や2日では受け入れられないわ。
「寝る」という行為は、つらい思いをせずに時間を進めてくれる。
失った現実に、心が慣れる時間を稼いでくれるの。
まとめ
言葉にして、見直して、逃げるくらいなら寝る。
簡単にまとめるとそんな感じか?
そうね、つらい時は考える余裕なんてないから、それぐらい単純に考えた方がいいんじゃないかしら。
カウンセリングの手法に『フォーカシング』というものがあるわ。
詳しい説明は省くけど、気持ちを言葉に変えられたら、気持ちを整理できたり対処法が見つかったりするの。
「言葉にする重要さ」は、そこに根拠があるわ。
なるべく言葉にして、ちゃんと悲しむ
繰り返すけど、悲しむことは良いことだ、と考えるのよ。
悲しいことが起こったんだから悲しまないとダメなの。
失ったものが、それだけ大切だった、という事なんだからね‥‥
言葉にする時の例
1.何を失ったのか?
例)
・彼女・父親・仕事・頭髪・スレンダーな体形
・彼氏の過去へのイメージ・愛犬 など
2.失って何に困るのか?
大切なものを失った結果、何に困るからつらいのかを書き出します。
思いつくだけたくさん書きます。
下手くそでもいいです。
思いつくままに、たくさん書いてください。
結婚生活を思い描いて、それを楽しみにして
仕事を頑張っていた人が失恋した場合・・
例)
・仕事を頑張る理由が無くなること
・私生活の楽しみが減ること
・嫁に逃げられたと思われること
・自分の価値が減るように感じること など
アドラー心理学では
サイト管理者が学んでいる、アドラー心理学での考え方も御紹介します。
アドラー心理学は「所有の心理学」とも呼ばれます。
失ったものではなくて、手元に残ったものに注目すべきだ、という考え方です。
失ったものばかりに注目するから現実を受け入れられないのです。
大切なものを失ったとしても、あなたの人生のすべてを失ったわけではないはずです。
大切なものを失った時に、拠り所となってくれる、手元に残るもの‥‥
それは「自信」です。
自信を持つ人は、困難な状況を受け入れて、前向きに人生を進めていきます。
自信を持つために必要なものは、
「他人への貢献」です。