嫌われる勇気の徹底解説②目的論って何だ?生き方は今すぐ変えられる!

    今日のテーマ

    人は変わることができる

    目次

    目的論を知ろう!

    今日は、嫌われる勇気・第一夜の徹底解説をしていくわよ。

    第一夜は、30Pほどの短いチャプターなんだけど、ややこしいテーマを含んでるから意外と理解しづらいわ。

    ややこしい話は苦手なんだぜ‥‥

    大丈夫、図を使ってわかりやすく解説するからね。

    第一夜のメッセージはこんな感じよ。

    人は、変われる
    今、この瞬間から変わることができる

    そんなの人によるんじゃないか?

    私は何か頑張ろうと思っても、いつも三日坊主で続かないんだぜ。

    変えたくても、そう簡単には変えられないのが人生ってもんだ。

    ふふ、ありがちな反応ありがとう。
    私も昔はそんな感覚を持っていたわ。

    でも変われるの。

    どうしたら魔理沙が人生を変えられるのか、本の内容に沿って解説するわ。

    考え方を変えれば人生も変わる

    「嫌われる勇気・第一夜」の中には、衝撃的なことが2つ書かれているわ。

    ・トラウマは存在しない
    ・感情は出し入れ可能な道具


    今日はややこしくて重要な方の、トラウマに絞って解説するわね。

    トラウマか。
    重たそうなテーマだな。

    まぁ一般的にはそうでしょうね。
    魔理沙はトラウマって何か知ってる?

    みんなが知ってる程度にはな。
    過去にひどくツラい経験をして、そのせいで何か問題を引きずることだろ?

    例えば幼い頃に、ずっと父親から暴力を振るわれていて、

    恐怖に怯えて顔色を窺ってたから、

    大人になってからも他人の機嫌ばかりが気になる‥‥とか。

    そういえば近所にも一人いるな。

    ずっと家に引きこもってて、他人が怖いから外に出れないって話だぜ。

    いじめられたトラウマらしいな。

    私も引きこもりの中学生を一人知ってるわね。

    そうだろ? トラウマに困る人なんて珍しくないんだぜ。

    世の中にはたくさんいて、今もトラウマに苦しんでいる。

    それでも「トラウマは存在しない」なんて言えるのか?

    うん。トラウマなんて存在しないわ。

    目的論という考え方で生きるなら、
    だけどね。

    んん? なんだって?
    目的論??

    第一夜の最重要ポイントね。
    「原因論 と 目的論」

    ちょっとややこしいんだけどね。

    アドラー心理学の根本とも言える話だから、ぜひ理解して欲しいのよ。

    なんだよ、それ。
    原因と目的?

    トラウマに苦しむ人に限らず、「自分を変えたい」と願う人が、なぜ変えることが出来ないのか?

    それは過去に縛られてるからよ。

    ・・・?

    魔理沙は「自分の人生」を、一本の線のように考えてない?

    過去から現在まで続いていて、そこから未来へ進んで行く‥‥

    おう、当然だな。過去の自分がいて、現在の自分がいるんだぜ。

    未来の事はわからないが、私はまだまだ死ぬつもりはないんだぜ。

    魔理沙にはずっと元気でいて欲しいけどね、この一本の線は問題アリなのよ。

    線のイメージを持っていると、現在に何か問題がある時に、その「原因」を過去に探しに行ってしまうわ。

    過去に原因を探しに行く??

    人の顔色ばかり気にしてしまうのは、過去に同じ境遇を味わったからだ‥‥

    他人が怖いのは、過去にいじめられた経験があるからだ‥‥

    全然おかしな話じゃないんだぜ。

    過去の出来事のせいで、現在の自分が苦しんでるんだ。

    つらい過去という「原因」があって、現在の自分が苦しむという「結果」になっている‥‥

    結果には必ず原因がある。
    そのような考え方を原因論と呼ぶわ。

    「原因があって結果がある」なんてのは常識じゃないのか?

    そうね。 でもアドラー心理学では、そんな常識を徹底的に疑うのよ。

    本当に人間は、過去に縛られるような存在なんだろうか?

    自分の人生を決めるのは、「過去」ではなく「今、ここ」にいる自分なのではないだろうか?

    ふむ、 疑うのは勝手だがな‥‥
    原因論に勝てる考え方なんてあるか?

    そして辿り着いた答えがこれよ。

    人間は「過去」になんて支配されない

    今の「目的」に沿って、前向きに生きるのが人間だ

    ‥‥過去ではなく目的‥‥

    そう。 図で表すとこんな感じね。

    過去なんて無い。
    人間は現在の目的に沿って生きる。

    それが 「目的論」での考え方よ。

    トラウマはどこに行ったんだ?

    目的論に過去は無いからね。
    トラウマなんてものも無いのよ。

    原因論で「トラウマ」とされていたものは、目的論では、ただの「いいわけ」に格下げされるわね。

    ‥‥トラウマがいいわけって‥‥
    意味不明だぜ。
    わかりやすく教えてくれよ。

    うん。
    もう少し嚙み砕いて説明するわね。

    すべては今の自分が決めること

    他人との接触が怖くて、家に引きこもってる人で考えてみるわよ。

    原因論では、トラウマが「原因」で外に出られないと考える。

    ・・・。

    目的論では、外に出ないという「目的」を達成する為に、トラウマをいいわけに使っている、と考えるわ。

    はぁ? なんだそりゃ。

    トラウマがあるから、外に出られないんだぞ?

    引きこもりの人は、外に出たいけど出られなくて困ってるんだ。

    それは原因論での考え方ね。

    誤解しないで欲しいんだけど、私は別に、トラウマのせいにしてないで「さっさと外に出ろ」なんて言うつもりは無いのよ。

    今の自分を変えたかったら、過去は切り捨てないといけない。

    この、目的論がくれるメッセージを伝えたいだけなの。

    ‥‥ふむ‥‥
    でもなんか屁理屈っぽいんだよな。

    トラウマがあるから外に出られない。

    外に出ないために、トラウマをいいわけに使う。

    どっちも「外出が怖いこと」に変わりはないんだぜ。

    その通りよ
    視点を変えただけだからね。

    でも、この2つの考え方には、決定的な「違い」があるわ。

    原因論では、トラウマは過去の出来事だから変えられない‥‥

    でも目的論なら、トラウマをいいわけにしてるのは今の自分の問題よ。

    過去は変えられないけど、今の自分は変えられる。

    なぜ変えられるかと言うと、今の自分は選ぶことが出来るからよ。

    「トラウマをいいわけに使うことをやめる」という選択肢をね。

    ‥‥トラウマのせいにするんじゃなくて、トラウマのせいにしてる今の自分に注目するってわけか‥‥

    そう、その通り。
    過去も全部ひっくるめた、今の自分に注目するのよ。

    過去は一切関係ないの。
    変わるも変わらないも、全ては
    「今の自分」の決定次第なのよ。

    ‥‥まぁ‥‥
    言いたいことはわかるんだがな‥‥

    過去をいいわけにして逃げない。
    問題に正面から立ち向かう。
    すべては今の自分次第‥‥


    カッコいいこと言ってる所すまないが、今まさに引きこもってる人に、そんなこと言ったって外には出れないと思うぜ。

    ふふ、さすが魔理沙ね。
    私もそう思うわ。

    じゃあ、何をどうしたら、外に出られるようになると思う?

    ??? わからないな。
    アドラー的な答えを教えてくれよ。

    「勇気を回復するべきだ」って、アドラーなら答えるでしょうね。

    外に出る「勇気」
    恐怖に打ち勝つ「勇気」

    勇気‥‥??
    なるほど、勇気か‥‥

    考え方を原因論から目的論に変えたから、対処すべき問題も「トラウマ」から「勇気」に変えられたわ。

    過去のトラウマばかり考えてるより、どうしたら今の自分の「勇気」を回復できるかって考える方が、前向きだと思わない?

    たしかに、そうかも知れないな。

    過去の出来事ばかり気にしていると、どうしても、過去と現在の結びつきが強くなっちゃうよな。

    そして結局、未来に向かって「現状維持」つまり「変わらない」という選択肢を選んでしまいがちになる。

    本来ならたくさん選択肢があるのに、過去の出来事に引っ張られて、未来を狭めてしまう。

    そうそう。
    過去から未来へ続く一本の線のように、人生をイメージしてしまうの。

    魔理沙が人生を変えられないとしたら、それは過去の自分に引きずられちゃってるからよ。

    変えたいなら勇気を持って、過去の自分と決別しないといけないの。

    ‥‥そうなると、新たな疑問が生まれてくるぜ。

    自分を変える勇気が出ない人は、どうしたらいいのか‥‥??

    当然そこが気になるわよね。

    アドラー心理学は、「勇気の心理学」だって言われるくらいだから、いろんなところで勇気の話が出てくるわ。

    「勇気を得る方法」については、第四夜・第五夜あたりで解説があるから、それまで我慢してね。

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    今日のまとめ

    今日はややこしい「目的論」の話をしたけど理解できた?

    まぁなんとかな。

    この図の私のように、過去を切り捨ててしまって、色んな「目的」が選べるように生きたいもんだな。

    そうね。 人間は、目的に沿って生きる存在だけど、過去に縛られると目的の幅が狭まってしまうわね。

    過去の自分と今の自分は関係ない。

    たとえ昨日の私であっても、今の私とは関係ない。

    そんな強い考え方を持って、常に自分を変えていくには「勇気」が必要になるな。

    その通りよ。
    人は常に「変わらない」という決断をして、現状維持を続けているの。

    なぜならそれが楽だからよ。

    生き方を変えたら新しい問題に出くわすだろうから、不満があっても過去の生き方を続けてしまう。

    生き方を変えるには勇気が必要だわ。

    原因論を捨てるにも勇気がいるぜ。

    いいわけをせず、トラウマの恐怖に立ち向かわないといけないんだからな。

    そうね。
    でもトラウマに苦しむ人が勇気をもって、目的論を選ぶことができたら‥‥

    解決すべき問題が、トラウマ → 勇気 にシフトするわ。

    その方が解決策は見つけやすいはずよ。「嫌われる勇気」の本の中に、答えはあるしね。

    なるほど。 そういうことだな。

    先に答えを言っちゃうと、勇気を得るには「共同体感覚」が必要になるわ。

    第四夜までお預けだけどね。

    次回は今日話せなかった、第一夜・徹底解説の続きをするわね。

    まだ第一夜が終わってなかったな。

    そう、目的論がややこしいから、今日は内容を絞ったのよ。

    「感情」は出し入れ可能な道具だって話と、あと「性格」についても話すからね。

    忘れずにまた聞きに来てね。

    次回に進む

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