有機ELテレビの寿命って何年?液晶テレビの方が良いの?

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    家電量販店でテレビ担当を10年以上やっています。

    現場でよく聞かれる内容を、わかりやすく解説します。

    目次

    テレビの「寿命」って何?

    テレビを見る

    ご存じの方も多いと思いますが、国内メーカーの有機ELテレビのパネルはLGが作っています。

    LGは有機ELパネルの寿命を10万時間と言っているようで、1日にテレビを8時間見るとすると、34年も使えることになります。

    34年・・・。さすがに嘘くさいですね。

    ここで問題となるのは「寿命」の考え方です。

    壊れて使えなくなることを寿命と考えるのか?
    画面が暗くなることを寿命と考えるのか?

    どちらを選ぶかで年数が変わってきます。

    明るさが半分になるまでの時間

    家族でテレビを楽しむ

    テレビが壊れる原因は色々あります。

    基盤の故障や、電源の不具合など・・・。

    平均では8~10年で壊れると言われています。

    これは液晶でも有機ELでも、おそらく同じなので今回は考えないようにして、画面が暗くなることを「寿命」とします。

    明るさが半分になってしまう状態は「半減期」と呼ばれます。

    半減期までの時間は、LGは5万時間以上。ソニーは3万時間と言っているようです。

    短い方の3万時間で考えると、1日8時間見るとしたら、10年で暗くなる計算です。

    これくらいなら信用できそうな数字です。

    ここまでの話を聞くと、有機ELテレビは10年経ったら暗くなるテレビだと思われがちですが、私の見解は違います。

    それは、実際にご家庭でテレビを見るときの設定では、最大の明るさを出せていないからです。

    テレビ担当オススメ

    今のテレビは明るすぎる!

    8Kイメージ

    私は去年60型の8Kテレビを購入しました。

    テレビを入れ替えた初日は、明るくて色鮮やか過ぎたので、目が痛くて仕方ありませんでした。

    家電量販店の店内は照明が全開で、ご家庭よりもだいぶ明るいです。

    その店内でテレビを明るく見せる為には、テレビの設定を一番明るくしないといけません。

    ダイナミックとかあざやかという映像設定です。

    昔のテレビと違って今のテレビはものすごく明るさを出せるようになっているので、

    ご家庭で「ダイナミック」などの一番明るく鮮やかな設定でテレビを見ると、ギラギラして、まず間違いなく目が痛くて見ていられません。

    今のテレビはご家庭では明るすぎるのです。

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    テレビ担当者の見解

    私の考える有機ELテレビの寿命は、
    若干、悲観的に考えて以下の通りです。

    見る時間が1日8時間以上の場合、6年~8年
    見る時間が1日6時間の場合、8年~10年

    もちろん、8年~10年で壊れると言っているのではありません。

    有機ELの良さを損なわずに使える年数です。

    ただし、1日に12時間以上、テレビをつけっぱなしにしているような家庭では、暗くなるのが早いので微妙かもしれません。

    日本人の平均は3時間なので、そんな家庭は稀だとは思いますが・・・。

    液晶テレビも結局は8年~10年で壊れます。

    寿命なんかこだわらずに、好きなテレビを買うのがいいんじゃないでしょうか?

    テレビ担当者も有機ELを買ってますし。

    コスパ重視なら液晶テレビを買えばいいだけです。

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    今日の結論

    1日中テレビをつけっぱなしにするような家庭は液晶テレビを選びましょう。

    1日6~8時間くらい見るのなら、寿命を考えずに有機ELテレビを選びましょう。

    テレビを見る

    今のテレビは、多少暗くなっても問題無い明るさを持っている事は覚えておいて損はありません。

    心配だったらオフタイマーなどの機能を使って、見ない時間は電源を切りましょう。

    暗く感じたら明るさの設定を上げましょう。

    もちろん多少暗くなったって、有機ELテレビは素晴らしい画質のテレビです。

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