結論
残像でぼやけて見えたり、
映像がカクカクする事が減るので、
あった方がいいです!
液晶テレビの弱点
液晶テレビの弱点として、残像感、カクつきというものがあります。
「残像感」があると、
映像が動いた時にモヤっ、モヤっとして、目が悪くなったかな?と感じるような映像になります。
「カクつき」があると、
映像が滑らかに動かず、ひっかかるようにカクカク動いて、見づらく酔いやすい映像になります。
どちらも、液晶テレビの弱点として昔から言われていることです。
この弱点を克服するための仕組みが「倍速駆動」と呼ばれる機能です。
倍速駆動ができるテレビのことを、「倍速液晶パネル搭載テレビ」などと呼んだりします。
1秒間に表示する映像のコマ数
これが2倍になります。
パラパラ漫画の枚数を2倍にして、それを2倍速くめくるイメージです。
↑↑
枚数を増やして早くめくれば、なめらかに動く
テレビは1秒間に60枚(60コマ)の画像を映します。
連続で高速に画像が変化するので動いているように見える、というわけです。
原理はパラパラ漫画といっしょです。
1秒間に60回も切り替えたら、十分なめらかに見えるんじゃないのか?
こんな疑問もあるかもしれませんが、実際にモヤっとしたりカクカクして見にくいんだから仕方ありません(泣)。
結局、それを解消するために「倍速駆動」という機能が開発されて、1秒間に120コマの映像を切り替える「倍速液晶パネル搭載テレビ」が出来上がりました。
画像1コマ1コマの間に、その中間となるような画像をテレビが作って挿入します。
テレビがコマ数を2倍に増やしてくれます。
1コマ目でボールを蹴って、2コマ目でキーパーがボールを弾いたとします。
テレビはこの映像をなめらかにするために、キーパーがボールを止める直前の映像を作って、1コマ目と2コマ目の間に差し込みます。
実際にはこんな極端な例はありませんが、イメージはこんな感じです。
画像の切り替えが速くなることで「モヤっと感」も減って、一瞬一瞬がくっきり見えます。
どんな場合に困るのか?
私は以前、接客トークを磨く為に、あえて倍速無しのテレビを買いました。
カクつきはアニメを見る時によく感じました。
残像感は全ての映像で感じましたが、特にひどいと感じたのはゲームとスポーツです。
オープンワールドやFPS視点のゲームは、キャラを動かす時に画面全体が動きます。
動くたびにモヤモヤしてストレスが溜まります。
フィギュアスケートなんかも、カメラが頻繁に横方向に動くのでキツイなと思いました。
まとめ
いろいろ言ってきましたが、絶対にないとダメ!という機能ではありません。
「すこしでも見やすいテレビが欲しい」
「クッキリした映像でテレビを見たい」
「ゲームをよくする」
「スポーツをよく見る」
こういう方は倍速駆動のテレビを買った方が幸せかもしれません。
倍速駆動は安い海外メーカーのテレビには搭載されてないことが多いです。
有名メーカーでも一番下のグレードのテレビには搭載されていません。